恵那市明智町日本大正村

2018年6月3日(日)は恵那市(旧明智町)日本大正村バラ祭りで歌唱させて戴きました。

今回のプログラムは大正時代に作られた歌曲を中心に、初代村長(任期1988~90年亡くなるまで)を務められた高峰三枝子氏へ捧げさせていただきました。

大正時代は明治期輸入唱歌に異議を唱えた滝廉太郎らの日本産唱歌運動大成期にあたり、現在でもよくしられる”故郷””朧月夜””冬景色””宵待ち草””浜辺の歌”等多くのすばらしい歌曲が作られています。

日本大正村は1983年文芸写真家沢田正春氏を中心に構想され、特定のテーマパークという訳ではなく、町全体が”大正村”となっています。(現在は三代目村長竹下景子氏、村議会議長は何と鳥羽水族元館長中村幸昭氏が務められております。)中心的施設にあたる大正ロマン館は大正時代感一杯の建物で初代村長高峰三枝子氏と初代村議会議長春日野清隆氏の非常に充実した展示に加え、同地区出身の洋画の先駆者山本芳翠氏の展示に加え、二階展示室では音楽関係者では見逃せない大正期アコーディオン、蓄音機等の展示が行われています。 バラ園は二代目村長司葉子氏の提案により開設され、200種600株が植えられています。

大正時代館では珍しい大正天皇に関する展示があり、日本大正村資料館はかつての銀行繭蔵として使用された建造物(恵那市指定文化財)ほか、大正ロマン館上には旧三宅家住宅(恵那市指定文化財)。また大正村役場は旧明知町庁舎として使用された国指定登録文化財で司葉子二代目村長関連の展示があります。

同地区内には戦国武将明智光秀関連遺跡も多く、遠山の金さんで知られる遠山家墓所がある臨済宗妙心寺派龍護寺様、社殿と柿本人麻呂社が岐阜県指定文化財に指定され、明智光秀お手植えの楓(二代目)が残る八王子神社様も鎮座されております。 非常に充実した一日を過ごさせて戴きました。

2020年の出演は残念ながらCOVID-19禍の為中止となりました。

2022年6月11日13:30より3年ぶりに大正ロマン館内にてバラまつりに出演させて頂きました。

あいにくの雨、また5月より続く喉の不調の中でしたが、初代村長高峰三枝子氏の楽曲ほかお送りさせて頂きました。

この3年の間NHK大河ドラマ「麒麟が来る」主人公明智光秀生誕の地と伝わる旧明智内にある日本大正村様では大河ドラマ館が開設され、放送終了後の今でも明智地区に残る城砦跡などの展示が続けられています。今回はじめて光秀公母のお牧の方の墓所や明智城跡を訪問致しました。

また大正村施設として二代目村長を務めた司葉子さんの記念館も開館されました。

岩村城下にもほど近い大正村、是非ご訪問ください。

日本大正村様ホームページ