豊川市豊川稲荷参道

2019年11月17日豊川稲荷秋季例祭に併せたいなり楽市に出演させて戴きました。

豊川稲荷はよく神社と混同されがちですが、室町期に開創され今川義元が伽藍を整備した本尊に千手観音を祀る曹洞宗妙巌寺様の鎮守である豊川吒枳尼真天様が著名になり、現在では日本三大稲荷の一つとして多くの参拝者が訪れております。

当日は海外からの参拝者の姿もちらほら見受けられ大変賑わった祭となりました。参道沿いには稲荷寿司の店舗を代表に多くの商店が軒を連ねております。

観光パンフレットを拝見しても観光行政に非常に力を入れられた自治体であることがよく理解出来ました。

同市は音羽町の合併後、松尾芭蕉の俳句にも詠まれる近さで知られる中山道赤坂宿・御油宿を擁する市となり、赤坂宿には近年まで経営されていた旅篭大橋屋、また御油宿には天然記念物松並木が残るなど往時の佇まいが遺されております。